ランドセルのお取り扱いとお手入れ方法について丁寧に解説!

ランドセルは、初めての学校生活で毎日使う大切な相棒です。そのため、長く愛用するためには正しいお取り扱いやお手入れが不可欠です。この記事では、ランドセルを美しく保つためのお取り扱い方法やお手入れ方法を丁寧に解説します。日常のケアから、汚れや傷の対処法をご紹介します!
1.ランドセルのお取り扱いについて
ナスカンのご使用方法
付ける場合

図①のように様にフックを少し手前に持ち上げ、 取り付けたいヒモを引っ張りながら親指で押しつけると、カチッと簡単に入ります。
外す場合

外す時は、図2の様に片手でフックを持ち、親指で留め金を押し開き、反対の手でヒモを引き出す様に引っ張れば、簡単に外れます。
※安全フックは約25kg前後で引っ張ると安全上、外れる ようになっています。 荷物をかけ過ぎると大変危険ですのでおやめ下さい。鋲も約25kgで抜ける場合があります。
肩ベルトの調整
最初に上から2~3番目の穴位置で背負ってみましょう。ランドセルが地面に対して、垂直に背負えて、背中にピッタリしていればOKです。
何度か調整して一番いい位置で留めましょう。また、お子様の成長や服装によっても調整しましょう。
錠前 (ワンタッチ錠)

図の矢印部分を軽く押して施錠してください。
※親指でゴムの部分だけでなく、金具の部分も一緒に触れると より閉まりやすくなります。
2.ランドセルのお手入れ方法
①汗や雨にぬれてしまったとき
人工皮革(クラリーノ)の場合
柔らかい布、タオルで水気をとり、風通しの 良い場所で乾かして下さい。中性洗剤を含ませた布で汚れを取りその後よ く絞った布で水拭きして下さい。
汗ばむ季節は背中の部分が湿りがちなので、 帰宅後は風通しの良い場所に置いて下さい。
天然皮革の場合
濡れた部分の水分を柔らかい乾いた布できれ いに拭き取って下さい。直射日光に当てず、 日陰干しにして自然に ゆっくり湿気を抜いて下さい。
雨の日はランドセルカバーのご使用をおすすめいたします。
※ランドセルカバーは、最低1週間に1回取り外すようにして下さい。
②ランドセル内部の汚れをきれいにする
内部の汚れはウェットティッシュでお拭き取り下さい。但し、革・人工皮革部分には使用しないで下さい。
③小さなキズがついてしまったら
ごく小さなキズの場合、綿棒などで少量の植物性オイルを塗ると、キズが目立たなくなる場合もあります。小さなキズのみ効果的です。
④汚れが目立ってきたら
人工皮革(クラリーノ)の場合
中性洗剤を含ませた布で汚れを取り、その後よく絞った布で水拭きして下さい。
天然皮革の場合
革専用クリームなどで汚れを拭き取った後、磨いて下さい。その後吸湿性の良い布で乾拭きして下さい。
※いずれの場合も、早めのお手入れが汚れ落としの基本です。
底敷(底板)について
底板は、お手入れがしやすいように可動タイプ となっております。底に敷いてお使い下さい。外れが気になる方は、 市販の両面テープで軽く止めて頂くと外れにくくなります。
汚れが目立ってきたら、底板を取り外して、拭き取ってください。
底板は、6年間保証の対象外となります。
※一部のランドセルに固定(貼り付け)タイプがあります。
マグネット錠はしっかり留める
マグネット式の留め金は磁石で留めるだけで は、走ったりした時などははずれて思わぬ事故になりかねません。
マグネット錠についている留め金にしっかり留める習慣をつけましょう。
2.ランドセルのお手入れに便利なグッズ
①ドライヤー
人工皮革(クラリーノ)の場合、キズ部分を少し温めるとキズが目立たなくなります。
※ドライヤーのあて過ぎ、やけどにご注意下さい。
①消しゴム
軽い汚れなら、こするだけで、落ちる場合があります。
※きれいな白い消しゴムをご使用下さい。
神田屋鞄製作所について

株式会社神田屋鞄製作所は1951年の創立以来、ランドセルの製作から販売・修理まで、すべてに真心を込めて励んでおります。 70年の「知識」と「経験」を最大限に活かし生産過程の無駄を省く事で、軽くて丈夫、背負いやすく安心してご使用いただける ランドセルの生産を実現いたしました。 より多くのご家庭にお届けすることで、たくさんの子ども達の笑顔と想い出を作り続けています。