試着で見るべきは”その場の反応”ではない
「かわいい!」「これがいい!」
お子さんがランドセルを背負った瞬間、そんな声が聞こえると、親としてはうれしくなりますよね。
でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。
その反応だけで決めてしまって、本当に大丈夫でしょうか?
前回の記事では、ランドセルの負担は「重さ」だけでなく、重心やフィットによって変わることをお伝えしました。
では、その違いはどこで見極めればよいのでしょうか。
それが「試着」です。
でも、試着で何を見ればいいのか、意外と分からないものですよね。
今回は、展示会や店舗で「ここを見ておけばよかった」と後悔しないためのポイントをお伝えします。
お子さんのその場の「感想」だけでは、判断が難しいこともあります
少し意外に聞こえるかもしれませんが、試着のときにお子さんが言う「軽い!」「痛くない!」という感想は、実はそのランドセルが好きか、嫌いかを表していることが多いです。
何件もランドセル屋さんを回って疲れていたり、
「いつ買ってもらえるかな…」と思っていたり。
年長さんは、まだ自分の体の感覚を言葉にするのが難しい年齢です。
だからこそ、親御さんが「見るべきポイント」を知っておくことが大切なのです。
試着は「調整」から始まる
ランドセルを背負う前に、ひとつだけ確認していただきたいことがあります。
それは、肩ベルトの位置がお子さんの身長に合っているかということ。
神田屋ランドセルの肩ベルトには、8つの穴があります。
最初の穴は身長約100cmのお子さん向け。
そこから穴がひとつずれるごとに、10cmずつ対応身長が上がっていきます。
店頭では、120cm対応の位置に設定してあることがほとんど。
体が小さめのお子さんの場合は110cm、100cmに縮めてあげることで、
ぐっとフィット感が変わります。
逆に、すでに120cmを超えているお子さんには、穴をずらして調整します。
正しい試着は、この調整から始まります。
小柄なお子さんの親御さんは、ランドセルの大きさに少し動揺されることもあります。
でも、きちんと調整して背負ったわが子の姿を見ると、「あ、大丈夫だ」と安心されることが多いです。
重さを入れて初めて分かるフィット
もうひとつ、大切なことがあります。
何も入っていない状態では、本来の背負い心地は分かりません。
特に華奢な体型のお子さんの場合、肩とベルトの間に隙間ができることがあります。 そのままではフィット感を正しく判断できないため、店頭では教科書を入れてランドセルを少し沈ませ、肩に沿う状態をつくります。
これは、実際の通学に近い状態を再現するための工夫です。
「軽いかどうか」ではなく、重さが加わったときにどう感じるかを見ることが、本当のポイントなのです。
試着で確認したい4つのポイント
肩ベルトを調整したら、いよいよ試着です。
お子さんの「かわいい!」「かっこいい!」という声は、いったん横に置いて。
親御さんの目で、次の4つを確認してみてください。
① 肩ベルトがずり落ちないか
年長さんは肩幅が狭いので、肩ベルトが首元ぎりぎりまで入り込んでしまうことがあります。
チェックしたいのは、なで肩のお子さんでも肩ベルトがずり落ちないかどうか。
肩にしっかり乗っていれば、歩いているうちにずれてくる心配が減ります。
② 背中とランドセルの間に隙間がないか
背中にぴったりフィットしていると、重さが分散されて軽く感じられます。
まだ体が小さいお子さんの場合、立ち背カンの特徴でどうしても隙間ができやすいことも。 そんなときは、教科書を入れて少し重さを加えると、ランドセルが沈んで肩にフィットしやすくなります。
③ 動いてもランドセルが身体から離れないか
軽くジャンプしたり、体を揺らしたりしてみてください。
「ランドセルが安定している」というよりも、
「ランドセルがお子さんの身体から離れない」かどうかを見てあげてください。
身体に沿って動いてくれるランドセルは、走っても揺れにくく、通学が楽になります。
④ 6年後の成長を想像できるか
いま目の前にいるお子さんは、まだ小さな年長さん。
でも、ランドセルを背負うのは6年間です。
高学年になって教科書が増えても、身長が伸びても、きちんとフィットしてくれる構造かどうか。
「いまの姿」だけでなく、「成長していく姿」を思い描きながら見てみてください。

親御さんも、ぜひ背負ってみてください
「子どもが背負うものだから」と遠慮される方も多いのですが、実は神田屋ランドセルは身長170cmまで対応しています。
お子さんが緊張してうまく感想を言えないときは、親御さんが背負ってみるのもおすすめです。
背負った瞬間、「あ、背中にぴったりくっつく」と驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
体を揺らしても、ランドセルがブレない。 その感覚は、言葉で説明するよりも、実際に体感していただくのがいちばんです。
リュックを背負って来店される方には、立ち背カンとリュックの肩ベルトの違いを体感していただくと、「なるほど、こういうことか」と納得されることが多いですよ。
「出張!ランドセル館」で、実際に背負ってみませんか
神田屋ランドセルでは、店舗だけでなく各地で「出張!ランドセル館」を開催しています。
4月は、埼玉・千葉エリアを中心に7会場で開催予定です。
すべての会場、10:30〜15:30の開催です。
5月以降の日程はこちらでご確認ください。
会場では、アンケートに答えるとガチャポンにチャレンジできる特別企画も実施中!

お子さまと一緒に、ぜひ遊びに来てくださいね。
どの会場でも、背中へのフィットや、動いたときに身体から離れないかといった基本的な見方は同じです。
限られた時間の中でも、今回お伝えしたポイントを意識して試着することで、違いがより分かりやすくなります。
分からないことがあれば、遠慮なくスタッフにご相談くださいね。
お子さんの「その場の反応」は、もちろん大切な判断材料のひとつ。
でも、6年間を一緒に過ごすランドセルだからこそ、親御さんの目で「本当にフィットしているか」を確かめてあげてください。
よかったら、お近くの会場に足を運んでみてくださいね。 実際に背負って、触れて、体感していただけたらうれしいです。

この看板が目印!
出張!ランドセル館でお待ちしています